第19章 社会のライフサイクル
自然界における社会の盛衰を見れば、私たち人間の社会は社会集団は出現しては消滅するように進化を通じて設計されていることがわかる
こんなふうに設計されているのはある意味つらい
継続的な成長はどこかで行き詰まってしまうってことかな
生活するためには、食料や安全やつがいの相手といったニーズをつねに満たすことが必要だ。これらのニーズが満たされないとき、身体的・社会的なストレス要因が高まり、社会の崩壊に拍車がかかる。
個々のニーズを満たせていないと崩壊、チームでも同じことが言える気がする。
忠誠の対象が社会の内部にある小集団へと切り替わる。すなわち、全員がうまくやっているような別々の集団へと
身近な例だと組織のサイロ化とか派閥競争などが近いのかなあ。
離合集散を行なう動物──個々のメンバーが自由に別れたりふたたび一緒になったりするライオンやチンパンジーや人間のような種──においては、社会のメンバーが一時的そして偶発的に社会を離れることが定期的に起こる。
人間社会でも組織が大きくなると、組織内のグループが集団で起業して分離とかあったりする
ゴンベに生息するチンパンジーのあいだで起こった残酷な紛争だろう。
ここからの流れがちょっと驚き。チンパンジーでもこんなに高度?な社会が形成されているのか。
分裂後に暴力が始まった。カサケラのチンパンジーたちが、勢力の弱いカハマを襲って南に追いやり、最終的にはカハマの群れを消滅させて縄張りの大部分をぶんどった
なんという残酷っておもうけど、人間社会あるあるだわ。。。
二〇種類以上のサルの種の群れについてこれまでに記録されている
めっちゃ普遍的だ